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2021/08/19

【医学意見書】医学意見書は名か実か

「医学意見書は名か実か」

弊社の提供するサービスに「医学意見書」の取り付けがあります。これは弊社が連携している医師が、医療資料を確認し、怪我や後遺障害に関する医学的な解説・意見を述べた書面です。弊社は基本的には現役の臨床医にお願いしていますので、医師本来の業務の傍らで対応いただくため、どうしてもお時間が必要になります。お急ぎの事案につきましては、相応の対応をできるように配慮しておりますが、時間的な理由によって残念ながらお受けできない事案もございます。ですので、できる限りお早めにご相談を頂きたいと思います。

医学意見書の活用される場面

医学意見書の多くは訴訟上での弁護士側の主張の根拠とされるケースがもっとも多く、次いで異議申立ての添付資料として活用されています。まれに,保険会社との示談交渉の際の資料としても利用されます。

費用について

原則として20万円〜となっていますが、事案の難易度や検討項目数、依頼する医師によって費用は変わります。特に、頭部外傷後の高次脳機能障害などの高度な事案は、対応できる医師も限られるため、一般的な整形外科事案に比べると費用は高くなる傾向にあります。

費用に関しては、原則として一次調査を経た後お見積もりをさせて頂きます。一次調査を経ずにお申し込み頂くことも可能ですが、その場合意見書主旨が仮にクライアント側に不利な結論となったとしても中途でのキャンセルはお受け付けできませんのでご注意ください。

意見書は名か実か

意見書対応をしていると、医師の肩書きや経歴を前面に出して勝負しているだけように感じる意見書もあります。こういった意見書のほとんどが、読み進めても一般論ばかりで、個別具体的な意見はほとんどありません。そのため、結論だけが先行する形となり、結論を支える理由部分は非常に曖昧なロジックで展開されます。

ただし、これが読み手である裁判官や自賠責にどのように伝わるか、これは時に好転しているようなケースも見見受けられるのは事実です。勝負は水物ということもありますが、弊社の立場は結論に頼らないしっかりとした意見書が作成できるように心がけています。

 

できる限りわかりやすい意見書の作成をコーディネートできるようにサポートさせて頂いておりますので、お困りの事案をお抱えの先生はぜひお気軽にご相談頂ければと思います。