自賠責保険における後遺障害事案として、腰椎捻挫、左肩関節捻挫、左外傷性肩腱板断裂、左外傷性肩腱板断裂の術後の後遺障害等級につき、初回併合第14級とした自賠責の回答に対し、異議申立てによる上位等級の認定可能性にかかる一次調査（異議申立ての成否）を実施しました。
神経学的異常所見や、診療録等の記載、後遺障害診断書の記載等に関する調査・分析を行い、左肩関節機能障害（左肩の神経症状を含む）については、両肩関節可動域の再測定および再度のMRI検査にて有意な所見が得られれば、第12級6号認定の可能性がある旨を報告しました。

また、後遺障害診断書上、左母指痛みの症状が確認されたものの、左母指にかかる傷病名は認められていなかったところ、提出の画像上、左母指に骨折を疑う所見が認められたことから、当該骨折と本件事故との因果関係が肯定される場合には第13級7号が認められる可能性がある旨の調査結果をZOOMにて報告いたしました。