2021/04/17
【一次調査】後遺障害等級調査サービスのご紹介
弊社の提供する一次調査サービスの中で最もご依頼の多い「後遺障害等級調査」というサービスについてご紹介します。
一次調査は事案に関する簡易スクリーニングという位置づけで提供していますが、簡単に言えば予備調査のようなものです。
ここ最近で、もっとも多く活用頂いているのは「後遺障害等級調査」です。これは、事案ごとの後遺障害の見込みや妥当性を調査させていただき、等級見込みについて回答させていただきます。依頼趣旨としてもっとも多いのは外傷性頚部症候群事案いわゆる「むちうち事案」です。多くの場合自賠責保険における審査で「非該当」または「14級9号」の認定が多く、いずれも上位の等級に該当する可能性または方法についての調査依頼です。自賠責保険における審査では「形式的要件」がかなり重視されますので、医学の常識では想定できない審査結果になることも少なくありません。
弊社は開業以来、自賠責保険・労災保険における「後遺障害」に特化した調査を専門とした医療調査会社として数多くの事案を担当してきましたが、それでも不可解な審査結果や認定は年に数例経験します。中には、弊社の見込みを超える認定結果に至ることもありますが、これは審査担当者や地域、時期によって変動が生じると受け止めています。しかし、これはある意味で審査案件すべてにおいて機械的な審査がなされているのではないことを意味していますので、事案によっては創意工夫によっては突破できる可能性があるということです。
一方で、現実的にはこの創意工夫は成就しないケースが圧倒的に多いのが実情です。弊社が回答する「等級見込み」については、弁護士や被害者のよりどころになることも少なくありません。このような中で、等級獲得の見込みがある趣旨の回答をすることは障害に苦しむ被害者にとっては大きな希望になりますが、ブラックボックス化されている自賠責保険の認定を読み切ることは相当に困難な実情があります。
基本的には弁護士の先生方が苦慮するような事案ほど、弊社へ調査依頼がなされることが多いため、回答が容易な事案はほとんどありません。しかし、そのような事情があっても弊社はこれまでの調査経験に基づいて信念ある回答を行うことを心がけています。「等級獲得の可能性」についてはできる限りの根拠をもって回答できるように社員一同日々研鑽を積んでいます。
基本的には一次調査サービスは弊社のこれまでの経験則等から回答していますが、事案によっては弊社顧問医のご意見を伺うこともあります。事案の方向性について、対応を決めかねている先生方がいらっしゃれば弊社も一緒に解決への策を検討いたしますので、ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです!